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美容師がブランドになるために

ある人から、熊本と福岡にタイプは違うけれども凄い美容室があると聞いて、年末に行ってきました。福岡の美容室は、たしかに売上は1000万円以上あげていましたが、あまり良さが伝わってきませんでした。
 しかし、熊本の美容室は凄かったです。スタイリスト4人で、1000万円以上売上げているんです。まあ、アシスタントは10人以上いるんですが、お客様の数がセット面が20面以上あると思うんですがほとんど埋まっていて、びっくりしました。
 その店の、女性店長が400万円以上を売上げていて、他の3人のスタイリストも200~300万位やっているんです。 
 女性店長が400万以上を売上げられる力。何が良いのでしょうか。技術も良い、人柄も良い、総合的に良いんでしょうが、特にすごいのが「提案力とデザイン力と似合わせ力」だと、僕を切ってくれたスタイリストが言ってました。 
 美容室でブランド化していくには、この「提案力とデザイン力と似合わせ力」が大切だと思います。つまり、何でもかんでも、お客様の要望に応えてスタイルを作るのでは無く(悩みとか問題点は改善した上での話しですが)「あなたにはこのスタイルが似合うと思いますので、やっていませんか?」って言って提案し、デザインし、似合うスタイルを提供して、感動させる力が「美容師のブランド力」につながってていくのではないかと思いました。 
 10年前位の話です。109のギャル向けのブランド「EGOIST」のカリスマ店員が話題になりました。ブランディングとは、お客様と売り手の架け橋的存在であり、彼女達のように「あなたにはこの洋服が似合う」「手持ちの服とのコーディネートはいかがですかと?」と現実的、かつ、具体的な提案をすること。そして、それが的確で、EGOISUTの服やコーディネイトが、他人からの評判がよくて、お客さまが信者になり、ブランド化したのだと思います。当時は、マスコミに取り上げられ、彼女達が身にまとっている、洋服の即日完売が相次いだと言う事ですから、恐るべき影響力でした。 
 そして、美容です。スタイリストがブランド化していくには、お客様の「偽りのニーズ」に答えるだけではだめなんじゃないかと思います。ブランド化するには、その人に似合うオリジナルのデザインを提供する事だと思うんです。 
 カウンセリングを辞書で引くと、専門的な知識を持った人が個人の悩みや不安等の、心理問題について話し合い、解決のために援助、助言する事と、書いてあるんです。しかし、だいたいの美容師が、お客様に相談しているんです。「今日はどうしましょうか?」とか「ここを切った方が良いですかね?」など。   プロであるはずの美容師が、助言をしなくてはいけないはずの美容師が、お客様に相談してるんです。
 先日、大阪の美容室の先生に来ていただき、「似合わせ」の勉強会をしていただきました。その先生は「お客様にデザインさせてはいけない」って何度も言っていました。
 美容師がお客様に問うから、デザイン力がなく、わかって無いお客様が、自分のことですから一生懸命"なおざり"な言葉を発するんです。そうすると、技術が上手い美容師は、お客様のその場しのぎの言葉を鵜呑みにして、忠実にそれを作ってしまう。そうすると似合うスタイルではないものができ上がります。お客様は自分で言った通りにできていますから、たまたま気に入るかも知れません。しかし他人は、客観的に見る事ができるので。素人がデザインしたスタイルが似合ってないと思うんです。他人から見たスタイルの評価は低いということになり、褒められることはありません。 
 他のデザインの話をします。例えば、インテリアデザインです。インテリアの仕事を依頼された場合には、デザイナーと大工がいないとできません。デザインもよく、機能的で使い勝手がよく、ディテールまで、”ピシッ”としたインテリアは、デザイナーがデザインし、大工が忠実に、しかもきれいに作ることです。
 もしもデザイナーがいなくて、大工さんだけでインテリアを作ったら・・・。壁のクロスは隙間なくきれいに貼られ、扉の枠も垂直で1度の傾きもないかも知れません。しかし、空間のゾーニングなどが分かってなくて、機能的でなかったり、色使いがおしゃれではなく、往々にしてデザイン的によくないものが出来あがります。(そうでない方もいるかもしれません)
 美容師は、大工のようにきれいな仕事をするために技術を磨かなくてはなりません。しかし、それと同じくらい重要なのはお客様に似合うデザインを提供できる”デザイン力”だと思います。
 余談ですが、スタイリストを辞書で引くと、俳優やモデルの衣装、アクセサリーなどをセレクトして、似合うようにコーディネイトする人、と書いてあるんです。 ということは、美容師という職業にスタイリストという言葉は適切ではないのではないかと思いました。なぜなら、ヘアカタログに載っている既存のスタイルをお客様にコーディネイトするのが仕事ではなくて、お客様に似合うオリジナルのスタイルをデザインすることです。ですから、デザイナーと呼ぶのが正しい表現なのではないかと思います。
 えらそうなことを言わせてもらえば、一人前の美容師とは、ヘアカタのスタイルを上手に作れる人。
 一流の美容師とは、お客様に似合うオリジナルのスタイルをデザインできる人。かな?

 

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御疲れ様です。
昨日は夜中に電話して、すみませんでした。
御迷惑お掛けしました。
またいつか電話も迷惑も掛けますので、宜しくお願いします。
しかし4店舗もあるとは…
すごいっすね。
体を壊さない程度に頑張って下さい。
ところで、社長日記で「新庄」が一箇所「新城」になってましたよ。
それに「egoisut」って「egoist」だったような…
それでは失礼します。
ちょなみいぺこぺちょな~み。

 お世話になってます。尾上です。先日はご馳走様でした。楽しい時を過ごさせていただきました。
 色んなタイプの美容室がありますが、最後まで「本質」にこだわった美容室経営をしていきたいものですね。
 来月もまたよろしくお願い致します。
Super Position 尾上
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Author:arrowsblog0001
ARROWSの社長がつれづれなるままに思いを綴る、不定期連載のブログです。

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